モルドバ共和国IGSU活動報告

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モルドバ消防隊、EU市民保護メカニズムの一環としてギリシャ森林火災対応支援へ

2026年7月14日、モルドバ共和国内務省・非常事態総監察庁(IGSU)の森林火災地上消火専門チーム第1陣が、ギリシャ共和国テッサロニキ地域へ向けて出発しました。

今回の派遣は、ギリシャ当局からEU市民保護メカニズムを通じて国際支援要請が行われたことを受けたものです。モルドバ消防隊は、EU市民保護メカニズムの枠組みにおける「事前配置(Pre-positioning)」任務に参加し、森林火災リスクの高い地域での警戒・監視活動や、火災発生時の初動対応にあたります。

派遣式には、モルドバ共和国内務省のVictor Grosu国務長官、在モルドバ・ギリシャ共和国大使Nicolaos Krikos氏、ならびにIGSU幹部が出席しました。関係者からは、今回の派遣がモルドバ消防隊の専門性、訓練水準、国際任務に対応できる実力を示すものであるとの発言がありました。

2026年7月14日から8月1日までの期間、IGSUの森林火災地上消火専門モジュール第1陣として、24名の消防隊員と7台の車両・資機材がギリシャに展開されます。隊員は、高リスク環境下での活動訓練を受けた救助隊員・消防隊員で構成されています。

任務期間中、モルドバの隊員は、ギリシャおよび他の参加国の消防・救助隊と連携し、森林火災リスクの高い地域での巡回、予防的監視、火災発生時の延焼防止および消火活動に従事します。また、各国の専門部隊との活動を通じて、森林火災対応に関する欧州の実践的な知見や技術を共有する機会にもなります。

事前配置プログラムの目的は、森林火災が発生した際の初動対応時間を短縮し、地域当局が指定する危険地域において、監視・予防巡回・火点の消火活動を迅速に実施することにあります。

モルドバIGSUの森林火災地上消火専門チームがギリシャでの森林火災対応支援に参加するのは、2026年で4回目となります。また、モルドバがEU市民保護メカニズムの正式メンバーとして参加するのは3回目です。

モルドバ消防隊による初のギリシャ派遣は2021年、エヴィア島で発生した大規模森林火災への対応でした。この際、25名の救助隊員が消火活動に参加しました。さらに2025年には、44名の消防隊員と8台の車両・資機材からなるIGSUチームが、ギリシャ・ペロポネソス半島のパトラス地域に派遣され、30か所以上の森林火災現場で活動しました。

今回の派遣は、モルドバ共和国が欧州における災害対応体制の強化に貢献していることを示すとともに、モルドバ消防隊の高い専門性と国際任務への対応能力を改めて示すものです。

JPRは2025年に、IGSUにODA事業の一環で技術支援を実施しています。